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初留守 (0.71KB)

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「留守番できるわよね。良い子にしているのよ」

ママはボクにそう告げて、お買い物にいった。いつもはお買い物に着いていくのだけれど、今日は着いていかなかった。実はある事を無性に体験してみたかったのだ。友達のガクがこの間体験したのだ。話を聞いていて是非ボクも体験してみたくなった。それが、初留守だ。つまり今日は、ボクにとって初めての留守なのだ。

ママは無理やりでも連れていきたかったみたいだけど、ボクは着いていく気などさらさらなかった。だってボクはもう5歳なのだ。一人でお留守番できるかって?冗談もほどほどにしてくれよ。今の5歳児をなめないでほしいね。ボクの演技力、説得力はなかなかのもんだったろう?ママよ…

さて、何からしよう。あれもこれもしたいことがある。この家を好き勝手にできるのだ。いつもガミガミ言うママはいない。こんな楽しくて面白いことがあるだろうか。そう思うだけでボクの胸は高ぶった。ボクはこの家に寄生する『ういるす』なのだ。今日はこの家をめちゃくちゃにしてやる!怒られるのは覚悟できている。その分、今から楽しめばいいのだ。

それに相手は5歳児。怒るっていったってたかが知れてるさ。ママはうるさいだけだから、ティッシュ濡らして耳に詰めときゃいいんだ。しつこかったら、泣いて良い子を演じてやるよ。ボクの演技力、説得力はなかなかのもんだって、ついさっき分かったところだし。

さぁて、何からしてやろうか。

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