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赤色のコーン

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電車の中から
流れる景色 ぼんやりと
見下ろすように
懐かしむように
見渡してた

見慣れた
そう思い込んでた景色も
隅々まで意識して
眺めてみると
別物 偽者 忘れ物

全然違う日常
繰り返されてるから



ふと目に飛び込んだ
小さな駐車場の
赤色のコーン

ど真ん中で
情けない背中見せて
モウシワケゴザイマセンデシタ
って土下座してた



だから
思い付いたように
倒れてるコーン
心の中で 起こしてあげた

カラダ支えて
もう謝んなくていいよ
って
声掛けながら
立て直すの
手伝った

そしたら
ありがとう
微笑みのお返し
くれるから

いつの間にか
同じように
微笑んでた



それからすぐ
ちゃんと立ったかな
って現実世界
戻って確認

だけどね
もうさっきの景色
流れちゃってて
目の前は別の景色
飛び込んでくる
流れ続けてく

現実は忙しなく
思いやりなく
過ぎてくみたい
ガッカリだった



でもなんでかな
僕の心は一つ
元気に近付いた

そんな気がしたんだ






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