春の愁いは 桜の花びらと共に散りて いつしか去り逝く 梅雨の愁いは 雨粒の乾きに誘われて いつしか離れてしまう 夏の愁いは 痛い程の暑さに唆されて いつしか愛想を尽かす 秋の愁いは 紅葉の色に染まりて いつしか誤魔化される 冬の愁いは 淡い雪解けと手を繋ぎ いつしか溶けて消える 僕の憂いは 君を想うたびに 紡ぎ出されて そうして 君によつて 取り除かれる