すすめられて買った はじめての詩集 読むためだけでなく 学ぶために買った はじめての詩集 中身に惚れ込んだから 立ち読みに留まらず 手元に置こうと決めた はじめての詩集 これを 何度も読み返して 一言一句 余すところなく しゃぶるように 言の葉の髄まで 味わい尽す 覚悟 懐いて いつの日にか 迎えられた そのときには ぺらぺらの紙切れ 一枚すら 滲んだインクの 黒点すら 著者がこっそり 秘めた思いの 欠片すら 証拠すら 残さない 目標 掲げて すべては 凡ては 私の中へ 還るから。