暮れなずむ頃 影の輪郭は次第に薄れていき 一日の足取りはおぼつかなくなり 仕舞いには何となくで 街全体が一つになってしまう 自己主張も 存在確認も 暖簾に腕押し 内側からの悲痛な叫び声は 地球からは飛び出さず 決して地を響かせることなく 居座り続けている だけど それでもまだ 僕ら二人の影は諦めることなく 凭れ合い 重なり合うことで 誰よりも強く 何よりも深く 色濃く 此処にいるよ って 幼い子どもの 悪あがきみたいに いつまでもしつこく だだをこねていた