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星の王子様 (0.91KB)

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たとえば
私があなたのために
濃紺の夜空に
小さな星の欠片を散りばめたなら

あなたは拾ってくれる

あるいは
どうしようもなく
めいっぱい
ただ悪戯に散りばめても

あなたは拾ってくれる

朝でも昼でも
まだぼんやりとしか星の見えない時間帯でも
必死になって
一欠けらも迷子にならないように
と
優しさで拾ってくれる

あなたは拾ってくれる

*

あなたは
小さな星の欠片たち
拾い集め
拾い集め終えてから
無邪気な微笑みを燈す
私の胸の中
温もりを広げる
じわり
じんわり
じんわあり
沁み入る悦び

満たされ

私は単純に
一途にだらしなく
虚ろな私に生れ落ちる
あなたの前に生れ落ちる
夢のようで夢ではないあなたに
ぴたりと寄り添う
赴くままに
流れの中で目を瞑る
ゆらり
ゆらあり
ゆらありん
全身で浸る

*

私たちはもうすぐまた
一つ
歳を取るという

固く結ばれた互いの手
ふっくらした指の腹
肩に触れる髪の先
漆黒と飴色を織り交ぜたような
艶のある奥深い瞳
そのすべてから
愛は溢れている
世界にも愛は溢れている
そうして
注ぎ込まれている
私へと注ぎ込まれているから
いつ何時でも
私の躯は酷く
軋む
たまらないと悲鳴をあげる
まるで産声のように
高らかに
響き渡らせたい
それだけを
願うように

*

濃紺の夜空に
鮮やかに伸びをする
一筋の流れ星

私にとって
あなたの横顔のラインは
まるで
それと見事に重なる

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