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砂嵐 (0.53KB)

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まるで大事なもの
守りたいがため
この地を選んだかのように
それでいて同時に
その大事なもの
失った人であるかのように
無心に
彼は通り過ぎてゆく

皺だらけの首
疲れ切り 放り出された腕
引き摺られる左の足
わずかに潤ったように見えた
焦げ茶色の瞳

しずかに
しずかに
乱暴に
なのに礼儀正しく
彼は通り過ぎてゆく

少しばかり進んだ未来
彼の通り過ぎた地
治まり沈んだ空間には
いつも
抱擁に似た優しい感覚だけが
何の例外もなく
居残る

私はそれを嘆く

痛く嘆く

早くも嘆く

まるでそれが途轍もなく大きい
痛みの一つ
であるかのように

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◆ 2008年 − 海底のラブソファ

◆ 紗 − 囁くことさえ知らずに

◆ 竹 − 腕の中で咲かせて

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あたまてびきわたしにっきさくひんつながりてがみ

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