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夏休み (0.6KB)

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麦藁帽子を目深に被り
しなやかに目だけで微笑んでみせる
あなたはいつだって夏そのもの
嵐のように騒々しい日も
湖のように健やかなる日も
愛を誓うように
空を見上げている



あなたは時折 何でもない
ただただ青い空を見上げて
小さい声を歌うように
満遍なく散らばらせる
まるで大切な宝石みたい
一つ一つ丁寧に置かれてゆく
空はかすかに震え
衝動的に喜びを表現する
空だって感動するのだ



「雪が降るから」
あなたの一言はいつもあまりに唐突
唐突過ぎて私を驚愕させる
あなたにとっては心構えの一つでも
私にとっては一大事
モノクロの白と黒とを入れ替えるような
何もかもが置き換わる
一大事



あなたが口にすれば
必ず雪は降る
約束を重んじるように
静かに音もなく
心の中に人知れず
ふくよかに降り注ぐ
半透明な白さを保ちながら
物事の本質的な白さを匂わせる
もはや理屈ではない



優しさを知る春の日
陽射しの強い夏の日
色の深みが増す秋の日
どんな日においても
誰の目に見えなくても
私の目には確かに映る
雪は疲れを癒すように
あなたの傍に降り注ぐ
誰にも見つからないのをいいことに
まるで恋人のように
頬ずるように纏わりつく
たまらず嫉妬を抱くけれど
私も同じ
違いなんてほとんどない



雪はあなたの肌や唇に触れると
途端に弾けて
淡く溶けてしまう
結んだ紐がほどかれるように
悲しいとでも言うように
涙を流すように
儚く
あっけなく
消える



あなたが夏そのものだから
当然のこと
自らで望んだ結果
それでも大いに残念に思う
私はあなたという夏が好き
けれどあなたに誘惑された雪も好き
見ていると晴れやか
とても潔い
不思議な組み合わせ
お互いを強く引き出し合うから



私は雪のように溶けたり
ほどかれたりできないのに
あなたの傍にいる
あなたの傍で夏を満喫する
春にも秋にも冬でさえも
夏休みとも呼べそうな
眩しいと形容すべきあなたを
髄の髄の髄まで味わいながら



むずむずとこそばゆい
それでいて爽やかな思い
胸のど真ん中に抱くたびに
私は浮かべてしまう
年がら年中
誰の目から見ても明らかなほどの
クリーム色のとろけた表情
一切の油断もなく
私の
私だけのものとして
あなたに
あなただけに見せびらかす

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