空を仰ぐ途中に 焦げ茶色の小さな巣 じっと見つめていると 鋭い悪寒が 背中の裏側を這った あの小さな巣は 小さいなりに 生きるために必死で 目には見えない色を 生命の息吹を 一切の遠慮もなく 纏っていた 鼓動を剥き出しにしてまで 守りたいものがある その優しさゆえの強さを 僕は見習いたいと その時、心から思ったのだった