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野生の巣

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空を仰ぐ途中に
焦げ茶色の小さな巣

じっと見つめていると
鋭い悪寒が
背中の裏側を這った

あの小さな巣は
小さいなりに
生きるために必死で
目には見えない色を
生命の息吹を
一切の遠慮もなく
纏っていた

鼓動を剥き出しにしてまで
守りたいものがある
その優しさゆえの強さを
僕は見習いたいと
その時、心から思ったのだった






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