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一時、夏を忘れる (1.46KB)

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二段ベッドの支柱に
こつん
額を当ててみても
真っ暗闇が広がるばかりで
何にも見えない
そういえば
草木には目がついていない
穏やかな木々のぬくもりに囲まれて
毎晩健やかな眠りに就いているというのに
木々がベッドになるより昔のこと
僕を囲む生物たちのこと
木々が支柱になるより昔のこと
まだ生きている時代に感じていたこと
生の記憶を
意識したことは一度もなかった

 根から少しずつ水を吸い上げ
 精一杯の伸びをしながら
 葉を茂らせていく
 大空に憧れる
 思いを膨らませていく

僕らの周りには物が溢れ返っていて
どれも確かな生命を与えられていて
奪われてから
僕らの生活へとうまく紛れていくこと
けしていけないことだとは思えない
それでも
ひとしずくも無駄にはできない
そう思う

 朝陽の柔らかさが何より好きだったんだ

遠くを望むように微笑む
木目
人肌よりも生ぬるい
かすかなあたたかさの奥に
呼吸に
一夜は見守られている
外では蝉が鳴いている
こめかみを汗が伝い、流れる

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