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ボク・私

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 ボクは東京に住む19歳である。 突然両親が交通事故で亡くなったと知らされてからはや3年が経った。 3年前から毎月届く12万円の入った封筒には、名前は勿論のこと、住所や宛先さえ何も書かれておらず、謎に満ちている。 まぁ、取り敢えずボクは、そのお金を使って今まで生きてきた訳である。 そして、これからも、生きていくのかもしれない。

 ボクには小さい頃から友達がいない。 高校を卒業したら、祝ってくれるだろう親さえ、もういない。 恐らく、当時のボクにとって、親の存在が何よりも大きかったのではなかろうか。 ボクは、大学へ進学もせず、仕事を探そうともせず、今を過ごしている。 「ボクは何の為にいるの」と毎日のように、自分に問いかける。 勿論、返事が返って来ることはなく、答えなど見つかるはずもない。

 ボクは毎朝、何となく小鳥のさえずりを聞き、昼になるとただ、ボーっとしている。 そんな日々を過ごすボクは、一見幸せなのかもしれない。 だが、夜になるとどうだろう。 ボクは、自分が一人だという覆ることのない真実によって、苦しめられる。
 真実は、多くの苦のエネルギーを生成する。
 例えば、重く圧し掛かる重圧や惨めな孤独感、やるせないボクの心である。 毎日が同じことの繰り返しで、このサイクルは、変わらない。 ボクは、それらの苦から、夜である間ずっと逃げ続けなければならない。
 もし捕まれば、どうなるか・・・ボクは知っている。
 今日もまた、刻一刻と夜へと近付いているのを肌で感じずにはいられない。 日が沈み行き、光が力を失って行くに連れて、反対に闇は力を増して行く。 それと平行して、ボクの孤独に対する恐怖、つまり心臓の高鳴りは抑えきれなくなって行く。 夜は辛い、ただ辛い。
 そんなサイクルを繰り返し、今日−今−現在に至るという訳である。

 日に日に確実に、重圧は大きくなって行き、ボクを出口のない闇へと引き込もうとしている気がする。 ボクは、毎日が不安で、不安で、仕方がない。 ボクは、闇に打ち勝つだけの精神力は、持ち合わせていないだろう。 今日も無事、明日になるまで、ボクは辛抱できるだろうか。 ボクの今後のことに関しても、不安で、不安で、仕方がない。 誰とも触れ合うことなく、このまま残り長い人生を何もせず、過ごし行くのだろうか。 そもそも、ボクに、未来はあるのだろうか。










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